余暇政策論                                03/06/25

                                    高橋健太 

花火大会について

一つの事例として、うつのみや花火大会について詳しく調べる

うつのみや花火大会

20年前から始まり、今年で20回目。宇都宮市道場宿鬼怒川河川敷の道場宿緑地、柳田緑地において、726日(土)700900に行われる。打ち上げ総数15,000発、来場観衆25万人。目玉の二尺玉は県内で唯一の大きさ。

     花火玉の大きさの単位には号、尺などがある。二尺玉は二十号玉と同じ。

例 七号玉の玉の直径は21cmで、玉の重さは3kg。到達高度は250mで、開花時半径は120m。二尺玉の玉の直径は60cmで、玉の重さは70s。到達高度は500mで、開花時半径は240m

主催

下野新聞社・うつのみや花火大会実行委員会

花火大会のために動くお金の規模はどれくらいか?

4,000万から5,000万円。このうち、花火に使うお金が半分、準備に使うお金が半分。ほとんどがスポンサーからだが、数百万円の赤字分は下野新聞社が出す。

例 企画書の中で二尺玉の価格としてスポンサーに申し出る価格は100万円。申し出る価格のうち、花火にかかるお金は67割。残りの34割は花火大会の準備に使う。

 準備−現場を作るために建築会社に頼む、テントやトイレなどをイベント会社からレンタル会社からレンタルする、新聞の中に折り込むプログラムや当日に会場で配るプログラム作成を業者に頼む、警備会社に警備を頼むなど

保安距離について

保安距離−花火の危険が観衆に及ばないように、花火の打上現場と観衆の間に取られる距離。バリケード、ロープ、警備員の配置などによって立ち入り禁止にされる。保安距離内建物あってもいいが、人が住んでいない場所を選んでいる。

道場宿緑地−メイン会場。ほとんどの花火はここで打ち上げられる。ここで打ち上げられる花火のうち、もっとも大きいものは七号玉である。保安距離は150m。小さい花火は観衆のすぐ前で上げられる。

柳田緑地−二尺玉を打ち上げる。保安距離は350m

現在までのうつのみや花火大会の花火を打ち上げている場所では二尺玉の保安距離が精一杯。規模を大きくすることができないため、前年度と違くするためには演出を変えるしかない。

参考文献

・花火百華 小野里公成 丸善ライブリー

・うつのみや花火大会についての情報 下野新聞事業部、うつのみや花火大会担当者へ私がおこなったインタビューより